重曹歯磨きは、できるだけ無添加、ナチュラル成分のものを使いたい。と考えている大人はもちろん、子どもにもぴったりの歯磨き方法です。

市販の歯みがき粉には体に悪い成分が入っていた!?
重曹歯みがきの話しの前に・・、歯みがき粉にも界面活性剤が使われているって知っていましたか?ざっくりいうと、合成洗剤にも含まれている、体に悪い成分です。
私は学生の頃、かなりの敏感肌でしたので、界面活性剤の入っている化粧水は避けていました。肌につけると真っ赤に肌荒れをおこしちゃうので、次の日の朝には「入ってたな」ってわかります。でも、市販の化粧水にはほとんどのものに入っているんですよね。なので自作したり、オーガニックのものを使ったり。
そんな風に避けていた界面活性剤が、子どもの口にも直接入っていたとは。というか、毎晩よかれと思って(歯みがきとして)入れていました。
もちろんすぐに害があったとか、そんなことはないのですが、それでも体にいいものを選びたいですよね。そこで、市販の歯磨き粉の代わりに、重曹での歯磨きを始めました。重曹は食用に使えるものですので子どもが口に入れても安心です。余計なものは入りません。
ただ、こちらではあえてメリットだけでなく、注意点もご紹介します。
重曹歯磨きのメリット&注意点 3つ
重曹ペーストでの歯磨きは、体に入っても安全なことと、茶渋もとれるような洗浄力にもあるのですが、いくつか取り扱いには注意が必要です。
順にご紹介します。
①重曹はみがきは磨きすぎに注意!
重曹歯磨き粉は、重曹をとかしたペースト上のものを使います。
大人のホワイトニングにも使えるくらい研磨の強いものなので、毎日磨くと歯の表面のエナメル質が薄くなってしまうことがあります。特に、子どもの歯は大人の歯と比べても柔らかいので注意が必要。
週に1回、多くても週2回までにとどめるようにしましょう。他の日は何もつけず、水のみでの歯磨きで十分です。
また、食用のものよりも純度が高く、粒子の細かい薬用の重曹を使うとより安心です。
③子ども重曹歯磨きには、フッ素が入っていません
市販の「子ども用歯みがき粉」をみると、必ず入っているのが「フッ素」です。家で作る重曹ペーストだと、歯磨きは申し分ないのですが、フッ素が入ってないんですよね。
フッ素は、歯を強くしてくれ、虫歯菌の活動を抑える働きがあります。特に歯が生えてすぐにフッ素がつくと歯にコーティングがついて虫歯になりにくい歯になるんですって。うちの子の通っている小学校でも毎週木曜日は給食の後にフッ素うがいをしています。
重曹も、虫歯菌の活動を抑えてくれる働きがあります。でも、やっぱりいいものは取り入れたいですよね。そこで、うちではフッ素対策として歯みがきの後に、ドラッグストアで購入したフッ素入りのタブレットを食べています。
うちの子たちは、りんご味がお気に入り。2歳の娘も1歳半から食べています。1歳の時は、4つに割って渡していましたが、今はそのままでも食べられます。
重曹歯みがき+フッ素タブレットの組み合わせ、おすすめです。
③子供用のプラスチックコップは重曹で溶ける?
さて、最後の3つ目は「子ども用のコップ」の扱いです。
重曹でプラスチック製品が溶ける、というのも聞いたことがあるかもしれません。でも、プラスチックそのものが溶けることはありませんよ。重曹はお皿洗いにもお薦めです。茶渋のついた食器を重層で軽くこするだけで、驚くほどきれいになります。
ただ、ちょうど子供用のうがいに使うプラスチックのコップは、外側にかわいいイラストが描かれていたりしますよね。そのイラストは、食洗機や食器用洗剤で洗った場合も消えてつるつるになってしまうことがありますが、重曹にも弱い場合があります。
うがいに使ったあとは、しっかり水洗いをしておくと安心です。
子ども用:重曹歯磨きの注意点まとめ
それでは、最後に注意点をまとめます。
① 重曹を使った歯磨きは週に1~2回まで
② フッ素をプラスしよう
③ プラスチックのイラスト付きの食器には注意
重曹は、人の健康だけでなく自然にも優しい素材です。ぜひ、注意点を理解したうえで使ってみてくださいね。