シャンプーや紙質を変えたい!!という時、候補に挙がる重曹。
こちらでは「重曹シャンプーの作り方」と、キシキシ防止の洗い方や使い方、注意点も合わせてご紹介します。
重曹シャンプーってなに?
重曹シャンプーとは、重曹で頭皮や髪を洗うことです。シャンプーの代わりに重曹を使う、ということですので、厳密にいうとシャンプーではないですね。
シャンプーの成分には、長く使っていると必要な頭皮の油分までとってしまったり、知らず知らずのうちに髪へ負担をかけています。重曹は、髪や洗う手にもやさしいので、髪を頭皮からキレイで健康にしたい方に、ぴったりの超自然派な洗髪方法なのです。
また、私は、新しいものを試すことも好きなので、これまで苦にならなかったのですが、シャンプー選びに迷わなくなる、というのもメリットかも。
また、コスパもいいし、シャンプー選びに迷わなくってもよくなるのも私にはいいところです。が、悩むのが楽しい方、新しいもの好きな方、というのもいるでしょうから、これは人にもよるかもしれませんね。
よく言われるのは、頭皮のにおいが気にならなくなったり、髪にハリやコシがでたというメリットがあります。
・・・ただしデメリットとなり得る注意点がありますので、先にお話ししておきますね。
重曹シャンプーのデメリットはキシキシ?注意点
髪や頭皮の健康のために「ノンシリコンシャンプー」を選ぶ方も年々増えてきましたが、重曹シャンプーも、シリコンや界面活性剤といった、たっぷりのモコモコ泡を作ったり、『髪をつるつるにするけど、頭皮には悪い』成分の入っていない洗浄方法になります。
でも、つるつるになるんですよー。だから「ノンシリコンシャンプーを試してみたけど、やっぱり合わないみたい」「ノンシリコンのキシキシが無理」と元のシャンプーに戻す方も多いんですよね。
重曹シャンプーも、洗浄には問題ないのですが、市販のシャンプーに入っている「つるつる成分」が入っていないので、直後の髪の状態が好みじゃないということが起こりがちなシャンプーです。でも、健康な髪を目指すなら、短い期間だけの判断で元のシャンプーに戻してしまうのはもったいない。ということなんです。
ここをわかってから使うと、違いますよね。ちなみに、キシキシ対策はクエン酸がリンスの代わりになるのでセットで使いましょう。

重曹シャンプーをこれからはじめられる方は時間をかけて「健康な髪に戻していく」ためのシャンプー方法と考えて、選ぶかどうするかを考えてみてくださいね。
重曹シャンプーの作り方
では、重曹シャンプーの準備からご紹介します!
最終的に、重曹を溶かしたお湯で髪を洗うのですが、最初から重曹だけで髪を洗うのはおすすめできません。
パッチテストの代わりですね。何回かに分けておこなってください。
最初は、これまでのシャンプーに少しだけ混ぜてつかいます。
粉のままの重曹を手に取ったシャンプーに混ぜるだけでいいです。すぐ溶けますよ~。ちょっとずつシャンプーの量を減らしながら重曹の割合いを増やしていきます。
ただし、もし、この時点で肌が拒否反応を示すようならすぐに使用を中止してください。
また、作り置きができないので、毎回作る必要があります。
重曹シャンプーの仕方
では、少しずつ慣れたとして、次は重曹だけで頭と髪を洗う方法です。
大さじ1杯分の食用重曹を、お湯を張った洗面器(大体1リットルくらい)に入れて使います。
まず、髪をしっかりブラッシングしましょう。ブラッシングが終わったら、シャワーのお湯だけでしっかり洗います。汚れをここまでで落としてしまいましょう。
重曹の得意なのは、皮脂の汚れです。髪ではなく頭皮の汚れをもみ洗いで落とします。ただし、ゴシゴシ洗いはNG!重曹にはピーリングにも使えるような研磨効果もあるので、あまり力をこめて洗うと頭皮に傷がついてしまいます。指先ではなく指の腹をつかってやさしくマッサージ洗いをしてくださいね。
洗面器の重曹シャンプーは泡立たないので、少しずつ髪にかけて使ってください。
洗い終わったら、ふだんよりもしっかり目にすすいでくださいね。
クエン酸リンスのやり方
重曹シャンプーのあとは、クエン酸リンスを使いましょう。
某ボディソープのテレビCMで「体にやさしい弱酸性」と耳にしたことがある方も多いかと思いますが、そうなんです。お肌や頭皮に優しいのは「弱酸性」なんですよ。
そこで、アルカリ性の重曹でキレイに汚れを落としたあとは、仕上げに「弱酸性」のクエン酸を使って戻してあげることが必要です。
クエン酸リンスは、洗面器の半分くらい(500ml)の量に少なめの大さじ2杯を入れて使います。こちらも、髪になじませたあと、しっかりと洗い流しましょう。

まとめ
私は、普通のシャンプーからノンシリコンシャンプーに変えるところから始めました。トリートメントは余っていたので、そのまま使おうと思ったのですが、そうするとこれまで『髪つるつる~♡』と思っていた感触が「ぬるっとする・・・」と不快に思うようになりました。
その後、重曹に切り替えているのですが、やはり最初はなれるまで、重曹シャンプーは、泡立たないし、キシキシします。が、それはシャンプーを泡立たせて、キシキシさせない成分=界面活性剤 が入っていないシャンプーで洗えたということ。
しばらく使っていると、根本から髪が元気になってきます。

あ。ちなみに、子どもには向かないです!ご注意ください。